定数
命名規則
- 全て大文字で書きます。(例:TAX)
- 単語をつなげたい場合はアンダースコアを使う。(例:MAX_VALUE)
注意点
定数への代入は一度きりにすること
再代入はできますがWARNINGがでます。コードのメンテナンス性を高めるためには定数への再代入は避けます。
クラスの定数
クラスに定数を宣言した場合は各クラスのインスタンス共通で参照されることになります。また、下記の方法でクラス外から参照することが可能です。
構文
下記の構文を使うことで、クラス内部に定義された定数を呼び出すことが可能です。
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クラス名::定数名 |
例
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#動物クラスの定義 class Animals ANIMAL_FOOD = '肉' end #定数の値を表示 puts Animals::ANIMAL_FOOD |
なお、クラス内部では定数は大文字で記述することが一般的で、アンダースコアで単語の意味を区切ります。
モジュールの定数の呼び出し
ほぼクラスと同じように記述できます。
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モジュール名::定数名 |
なお、モジュールをincludeした後であれば「モジュール名::」の記述は省略することが可能です。
変数
「変数名=値」という形で変数を定義することができます。
1 |
str = 'Hello World' |
また、宣言する際は必ず何かしらの値を入力する必要があります。
仕組み
なお、Rubyの変数は全てオブジェクトになりオブジェクトへの参照が格納されています。
別の変数に変数を格納すると同じ参照先を見る変数になります。
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a = 'Hello, world!' puts a.object_id |
上記のように「object_id」というメソッドを使うことでその変数の参照先IDを確認することができます。
このIDが同じであれば同じ参照先ということになります。
変数の命名規則
- アルファベットの小文字か、アンダースコアで始める。(例:price、_price)
- 複数の単語をつなげる場合はスネークケースで書く(例:row_price)
高度な変数への代入
左から評価して行ってnilでもfalseでもない変数を見つけたら代入します。
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変数A = 変数B || 変数C |
特殊な代入
代入先の変数がnilまたはfalseである場合に右辺にある値を代入します。
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変数 ||= 値 |
グローバル変数
プロジェクトのどこからでも参照することが可能です。
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$グローバル変数名 |
疑似変数
Rubyプログラム内で常に値が入っている特殊な変数です。下記変数に値を代入しようとしてもエラーになります。
疑似変数名 | 説明 |
---|---|
nil | NULL |
true | 真偽値の真 |
false | 真偽値の偽 |
self | オブジェクト自身 |
__FILE_ | 現在のソースファイル名 |
__LINE_ | 現在のソースファイルの行番号 |
__ENCODING__ | 現在のソースファイルのエンコーディング |
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