Rubyのライブラリは大きくRuby標準で実装されている「標準ライブラリ」と有志の方が開発された「外部ライブラリ」に分かれます。
標準ライブラリ
標準ライブラリは「組み込みライブラリ」と「組み込みではないライブラリ」に分かれます。
組み込み標準ライブラリ
標準ライブラリの中でも特に利用頻度の高いライブラリは組み込みライブラリとして用意されています。Rubyインストール時にデフォルトで一緒に入っています。
組み込み標準ライブラリの例
- String
- Integer
- Array
- Hash
組み込み標準ライブラリは下記サイトを閲覧すれば一覧で確認できます。
https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/library/_builtin.html
組み込みではない標準ライブラリ
Ruby本体には入っていないですが、本体に付属して入っているライブラリです。なので、標準ライブラリと同じようにRubyをインストールしたら別途インストールは不要です。
組み込みではない標準ライブラリの例
- date
- fileutils
- csv
- json
- yaml
下記のサイトを確認すれば一覧で載っているので探してみるようにしましょう。
https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/library/index.html
外部ライブラリ
代表的な外部ライブラリとしては「gem」があります。こちらを使いたい場合はインストールが必要になります。(もちろん、Rubyインストール時にインストールされるgemもあります。)
gem
なお、minitest(テストの自動化ライブラリ)やrake等、Rubyのインストール時に同時にインストールされるgemもあります。
セキュリティホールが潜んでいる可能性があったりRubyの最新版ではサポートされなくなってきてしまうのでなるべくgemは最新のものを使うようにしましょう。
gemの例
- bundler
- rails
- rspec
- nokogiri
- sinatra
ライブラリを使うには
組み込みではないライブラリを使う場合は明示的にソースコードにライブラリを読み込む必要があります。
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require ライブラリ名 |
また、自分が作成した他のプログラムを読み込む場合にも同様の宣言をします。
指定方法としては、Rubyの実行パスからの相対パスになります。自分のファイルを基点としたい場合は「require」ではなく」「require_relative」を使いましょう。
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