
「コマンドレット」について
オブジェクトを操作するために、PowerShell環境に組み込まれているコマンドのことで、PowerShellで最も基本的な概念の一つです。
Linuxで言えば、「コマンド」と同じ意味です。
コマンドレットの特徴
コマンドレッドでは、大文字と小文字は区別しません。
エイリアスについて
コマンドレットでは、エイリアス(別名)という概念があります。
例えば、Linuxで言う所のlsや、コマンドプロンプトで言うところのdirは、PowerShellでは、Get-ChildItemですが、Get-ChildItemのエイリアスとして「ls」や「dir」があり、同様の結果を得ることができます。
また、「New-Alias」コマンドレットを使うことによって、コマンドにユーザーが慣れ親しんだ別名を付けることが可能です。
コマンドレットの種類
Get系
Get-Acl
ファイルや、レジストリキー等のリソースのセキュリティ情報を取得します。
Get-Childitem
ファイルやディレクトリの一覧を表示します。エイリアスには、「ls」と「dir」があります。
Get-Command
コマンドレットの一覧を表示します。
Get-Date
現在の日付を表示します。
Set系
Set-Alias
コマンドレットやその他コマンド要素に別名を作成または、変更をします。
Set-Date
システム日時を設定します。
Set-ExecutionPolicy
PowerShellの実行ポリシーを示します。
Add系
Add-Content
指定した項目や、ファイル内容を追加します。
Add-History
現在のセッション中に、入力されたコマンド一覧にエントリを追加します。
Remove系
Remove-Item
指定した項目を削除します。
New系
New-Alias
新しいエイリアス(別名)を作成します。「New-Alias 別名 コマンドレッド名」と指定します。
Format系
Fromat-List
コマンド出力の一覧を書式設定します。
コマンドレットの使い方を調べるには?
コマンドレットの使い方を調べるには、「Get-Help」コマンドレットを使います。
「Get-Help コマンドレット名」という形で指定すると下記のようにコマンドレットの使い方詳細を見ることができます。
それでも、いまいち使い方が分からない場合は、下記のように「-detail」オプションを指定しましょう。
下記のように、実例も含めて使い方を詳しく表示しれくてますので、理解できる可能性が高まります。
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