
Linuxでは、普通にWindowsを触っていると意識しずらいファイル名の概念が色々あるので、その中でいくつかご紹介を致します。
また、MacもUNIXベースのOSになっているので基本的には同様な事象が発生しやすいので同じく注意するようにしましょう。(例えば、デザイナーさんはMacを使っていますし、Web業界ではMacでの開発が当たり前になってきているためです。)
大文字と小文字を区別する。
Windowsでは、ファイルの大文字と小文字は区別しませんでした。
しかし、Linuxでは、大文字と小文字を区別します。
なので、Windowsで、Webアプリ等で、大文字と小文字が不一致になってしまったファイルでそのまま表示テストした際に、Linuxに持っていったら表示されなくなってしまったなんてことがあったりするので気をつけましょう。
拡張子
Windowsでは、テキストファイルであれば.txtだったり、Excelファイルであれば、.xlsx等、拡張子でファイルの種類を判別できていました。
しかし、Linuxでは、拡張子という概念がありません。
もちろん、アプリによっては生成時に拡張子をつけたりということはできますが、Linuxはついていても、付いてなくてもそれ自体がシステム面で影響することはありません。
ファイル名が.(ドット)から始まるファイル
拡張子が.(ドット)から始まるファイルを「ドットファイル」と呼んだりします。
例
.bashrc
用途
環境設定等の特殊なファイルに使われて、通常は見えないようになっています。
(通常のlsコマンドでは見えないですが、lsの「-aオプション」をつければ、見えるようになります。)
WindowsからLinuxにファイルを移動させる場合は、ディレクトリ名や、ファイル名の文字コードに気をつける。
Windowsでファイルを作成した場合はSJISのファイル名になっています。
CentOSやMacなどは文字コードがUTF-8になっているので、もしWindowsから文字コードを変換せずにMacやCentOSにファイルをそのまま移行させた場合はファイル名が文字化けすることになります。
なので、もしファイル名に日本語などのマルチバイト文字を扱う場合(テスト.txtなど)は注意するようにしましょう。
対策
- FTPなどでアップロードする際は、文字コードの変換オプションにチェックをつけること。
- 会社によってはマルチバイト文字の使用をファイル名に付けることを禁止していたりもします。
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