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【AWS】各サービスにかかるコストまとめ、コスト把握方法

01.16

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この記事は5分で読めます

その他

AWS CLI

無料

CloudFormation

無料

ストレージ

S3

月に3円/1GB

ネットワーク

VPC

無料

VPCゲートウェイエンドポイント

無料。ゲートウェイエンドポイントを経由したS3・DynamoDBとの通信は無料

VPCインターフェイスエンドポイント

エンドポイントが作成されてから各アベイラビリティゾーンで1時間ごとに0.014USD(1.58円、一日40円程度)課金される。2つのアベイラビリティゾーンで設定した場合、単価の2倍課金されるため注意が必要。

VPC Peering

無料

サブネット

無料

Internet Gateway

無料

NAT Gateway

月5000円程度(1時間7円、1日150円)

Elastic IP

1アドレスあたり0.005ドルくらい。(ただしEC2インスタンスが起動していたら無料)

サーバー

EC2(ECS on EC2も)

EC2インスタンス(稼働時間)やEBSボリュームに対して発生する。(なお、マネージドじゃないので実質運用の人的コストもいる。)

ざっくりとしたコストとしては、一番最低スペック(t2.micro)で月額1200円程度、t3.largeで月額9000円程度。

EBS

100GBなら月1200円かかる。(一ヶ月単位で計算される。)、データが保存されるEBSには停止の概念がない。長期間使用予定がないEC2に関してはスナップショットやAMIを取得して削除しておくと良い。

Auto Scaling

これ自体は無料

ELB

月2000円程度。(1日66円程度、1時間3円。)、プラスLCUでまた料金が変わってくる。

ECS on Fargate

ECS on EC2に比べたら料金は割高。主なコストはFargateのコスト。コンテナ化されたアプリケーションに必要なvCPUとメモリリソースに対する料金が発生する。vCPUとメモリリソースは、コンテナイメージを取得した時点からECSタスクが終了するまでを対象として計算され、秒単位の課金となる。最低料金は1分からの料金になる。(ただ、マネージドなので運用コストはかなり低い。)

ざっくりとしたコストとしては、一番最低スペック(vCPU0.25、メモリ0.5GB)で月額1200円程度、最高スペック(vCPU4、メモリ30GB)で月額3万円程度になります。

EKS

2021年9月時点ではEKSクラスターについて東京リージョンでは1時間あたり0,1米ドル(10円)がかかる。1日240円。月4000円程度。

Lambda

毎月100万リクエストまで無料(無料利用枠)

ECR

ストレージ1GB当たり月額10円程度です。データ転送は1GB当たり月額15円程度です。(なお、最初の一ヶ月は無料)

データベース

RDS

MySQLのt3.microでシングルAZの1台であれば、2100円程度(1日66円程度、1時間3円。)。

セキュリティ

IAM

無料

ACM

何個証明書を作っても無料

Secrets Manager

Secretあたり$0.4/月(月45円)、また、10,000回のAPIコールあたり、$0.05(月5.64円)かかる。

WAF

種別料金
作成したACL数1ACLあたり月600円
作成したルール数1ルール当たり月120円
AWS WAFへのリクスト数100万リクエストごとに70円

非同期処理

SQS

基本的には安い。月100万リクエストまで無料、月1億リクエストで4300円程度

CI/CD

Code Commit

5人までなら無料。それを超えた人数分に関しては1人超えるごとに月100円かかる。無料の範囲では、ストレージが50GB、Gitリクエストが1万回までおこなえます。(この基準はまあ超えることはないでしょう。)

Code Build

使った分だけ金がかかる。

ビルド時間

ビルドを送信してからビルドが終了するまでの時間で、分単位で切り上げられる。また、インスタンスタイプによってビルド1分当たりの料金が変わってきます。

Code Deploy

デプロイ対象のサーバーがEC2であれば無料です。(EC2以外のサーバーにデプロイする場合は1回あたりの料金がかかります。)

Code Pipeline

お試し期間としてパイプライン作成後の最初の1ヶ月は無料。その月に少なくとも1つのコード変更があるパイプライン1つにつき1.00USD(112円) が課金される。

開発

Cloud9

月に90時間利用した場合は月200円

コスト把握方法

コストの把握が必要な単位

AWSアカウント単位

基本はこれ。定期的に監視する。

AWS Organizations

「複数アカウントの一括請求」という機能を使うことで複数アカウントの請求管理ができる。AWS Organizations自体には他にもガバナンス的な機能もある。各アカウントの統合アカウント(Master)を作ってMember(本番アカウント等)のアカウントを紐づけることで各アカウントで使っている料金を一元的に管理できます。

アプリケーション単位

一つのAWSアカウントの中で複数アプリケーションが動作していることが当たり前。定期的に監視する。

コスト配分タグ

EC2やRDS等のインスタンスタイプ別にタグを設定することが可能で、「コスト配分タグ」として設定することでコスト把握に利用することが可能です。

AWSサービス単位

最適化に活用する。

利用用途のタイプ

最適化に活用する。

「コストの可視化→コストの監視・分析→コストの最適化」というサイクルを回すことが重要です。

コストの可視化

コストエクスプローラ

「コスト管理ダッシュボード」に比べるとさらに詳細な情報の確認が可能です。

  • サービスごとやアカウント等の様々なビューで使用量と使用料金の確認が可能
  • サービスやタグ毎にフィルタ(縦方向)し、グループ化(横方向)を利用することでグルーピングが可能
  • APIによる自動化やCSVエクスポートも可能
  • コストエクスプローラ有効化(請求ダッシュボードから可能)後のデータが閲覧対象となる。

コスト配分タグ

EC2やRDS等のインスタンスタイプ別にタグを設定することが可能で、「コスト配分タグ」として設定することでコスト把握に利用することが可能です。

請求統合(請求情報とコスト管理ダッシュボード、請求書)

請求情報とコスト管理ダッシュボード

コスト可視化ツールの入り口になります。

  • 利用状況サマリとサービスごとのご利用状況が確認可能
  • 日頃から確認することが推奨
請求書

下記の情報を閲覧することが可能です。CSVやPDFでのダウンロードも可能です。

  • 統合されたサービス毎の明細
  • 連結アカウント毎の明細
  • 全体でのサービス利用料金
  • サービス別の利用料金
  • リージョン別の利用料金
  • ご利用タイプ別(インスタンスタイプ別等)の料金

コストの監視・分析

AWS  Budgets(バジェッツ)

あらかじめ閾値を設定することで想定外の利用増加を監視することが可能です。

  • 利用状況を監視し、事前に設定した閾値を超えたら通知することが可能
  • サービス毎、アプリケーション毎(コスト配分タグ)、アカウント毎など様々な単位で予算と実績を管理します。
  • 管理の単位をかなり細かく設定することも可能です。
  • 設定した閾値を超えた場合に、Simple Notification Service(SNS)にて通知したSNSの機能によりEメールやHTTP/HTTPS等に通知できる。

AWS Trusted Advisor

無駄を発見することができるツールです。ベストプラクティスと実際の利用状況を比較することが可能です。全部のチェック項目を使用したい場合はビジネスサポート以上の契約をする必要がある。

実際の例
  • 使用率の低いEC2インスタンス
  • RDSがアイドル状態になっているDBインスタンスがある。
  • 利用頻度が低いEBSボリューム
  • 関連づけられていないElastic IPアドレス
設定
アラートの条件

どんな条件でアラートを出すか?

推奨アクション

どういったアクションが推奨されるか?

対象リソース

対象リソース(DBインスタンスなど)は何か?

Cost Explorer API

レポートを自動化して、高度な監視・分析にいかせます。

コストの最適化

購入オプション(機能面)

  • リザーブドインスタンス(EC2、RDS、ElasticCache、ElasticService)
  • リザーブドキャパシティ(CloudFront/DynamoDB)
  • スポットインスタンス(EC2)
reserved instance utilization report

コストエクスプローラの機能。リザーブドインスタンスが有効活用されているかチェックできる。

reserved instance coverage report

コストエクスプローラの機能。リザーブドインスタンスが有効活用する余地があるかチェックできる。

ボリュームディスカウント(機能面)

「AWS Organizations」の一括請求により費用が安くなる。例えば、下記のような物は容量を使えば使うほど安くなる。

  • データ通信
  • S3ストレージ容量

アーキ最適化(技術面)

サーバレス

固定のリソースを持たない。アクセスがないのにEC2インスタンスの料金だけ食うといったことがなくなる。

オートスケール

ロードバランサーを設定してAuto Scalingに対応する。

ステートレス

ステートとリソースを分離する。データはDynamoDBに持ち、ログはCloudWatchに出力するようにして、インスタンスに状態は持たないようにする。このような構成にすることでいつEC2が落ちても構わないようになるので、スポットインスタンス化して安く済ませるといったことも可能になったりする。

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  • 2021 01.16
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著者プロフィール

エンジニア歴10年で過去に業務系、Webデザイン、インフラ系なども経験あります。現在はWeb系でフロントエンド開発中心です。

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