
SSH(Secure SHell)とは?
サーバーにリモートから安全に接続するための技術です。
telnetとの違い
telnetの場合は、パスワード情報も含めて全てのデータが平文で送られてしまいますが、SSHは全て暗号化されて送られます。
なので、現在はセキュリティのことを考えて、原則telnetを使わずに、SSHを使うことが決まりになっています。
SSHの仕組み
サーバー側
SSHデーモン(sshd)というソフトウェアを常駐させておきます。
クライアント側
SSHクライアントソフトウェア(PuttyやTeraterm)を使って、サーバーに接続します。
SSHのバージョン
バージョン | 特徴 |
---|---|
1 | |
2 | 「1」に比べて、データチェックの仕組みが強固になっています。 |
SSHの認証の種類
認証方式 | 特徴 |
---|---|
パスワード認証(Linuxのアカウント情報を使用した認証) | パスワードを知っていれば誰でもログインができる。 |
ホスト認証(公開鍵暗号方式を利用した認証) | 鍵がないとログインができないので、パスワード認証に比べて安全 |
パスワード認証(Linuxのアカウント情報を使用した認証)
TeraTermで言えば、「プレインパスワードを使った認証」になります。
この認証方法だと、パスワードさえ知っていれば誰でもログインできてしまいます。
FTPとは?
「File Transfer protocol」の略で、TCP/IPでネットワーク接続された他のコンピュータに対して、ファイル転送を効率よく行うためのプロトコルです。
FTP接続をするには?
ftpコマンドを使います。
1 |
ftp ホスト名 |
そうすると、ftpプロンプトが返って来ます。
FTPの転送モード
FTPの転送モードには下記の2種類があります。
- ASCIIモード
- バイナリモード
転送モードを間違うと、ファイルを正常に開けないので注意です。
ASCIIモード
「テキストファイル用」の転送モードです。
転送先のOSに合わせて、テキストの改行部分の文字コードを変換して送信します。
バイナリモード
「バイナリファイル用」の転送モードです。通常はこちらを使います。
改行部分の文字コードをそのまま送信します。
FTPプロンプト専用のコマンドについて
FTPプロンプトにも専用のコマンドがあります。
get
ファイルをダウンロードします。ダウンロード先は、通常はFTP接続時のディレクトリになります。
put
ファイルをアップロードします。
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