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【Linux】ユーザー環境の設定ファイル、Linux起動の流れ

05.27

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この記事は3分で読めます

ホームディレクトリのユーザーフォルダの下に、ユーザー環境の設定ファイルが作成されます。

環境設定ファイル一覧

bash設定ファイル zsh設定ファイル 説明
.bash_history .zsh_history bash、zshで実行したコマンドの履歴です。

historyコマンドを実行すると今までにシェルで実行したコマンドの履歴を確認できます。

(なお保存できる履歴の件数はデフォルトで1000と決まっています。HISTSIZEという環境変数を変更することでこの件数は変更することが可能です。もしたくさん保存したい場合は、~/.bashrcに追加しておいても良いかもしれません。)

.bash_profile .zshrc ログイン時に実行される環境設定です。

ログイン時の処理を記述します。

.bash_logout .zlogout ログアウト時に実行される環境設定です。

ログアウト時の処理を記述します。

.bashrc .zshrc .bash_profileからの呼び出しやシェル(bash、zsh)起動時に実行される環境設定です。

シェル変数や環境変数、エイリアスなどユーザー環境の基本となる処理を記述します。

.bash_login .zlogin .bash_profile(.zshrc)がない場合に、使用されるログイン時の環境設定です。

.bash_profileの補助に使うファイルです。環境によってあったりなかったりします。

.profile .profile .bash_profile(.zshrc)や、.bash_login(.zlogin)がない場合に使用されるログイン時の環境設定です。

実際のファイル

ホームディレクトリの下に、下記のユーザーごとの環境設定ファイルが格納されていることがわかります。

通常のlsコマンドではドットがついたファイルは見えませんが、aオプションを指定することで閲覧できるようになります。

ログイン時の環境設定ファイルの読み込みの流れ

ログアウト時の環境設定ファイルの読み込みの流れ

zsh

2019年くらいに発表されたMacOSの標準シェル。MacOS X Catalina以降であればアップデートするとデフォルトでこれになります。

正式名称としては「Z Shell」です。1990年くらいからあります。

sh(元祖のシェル)、bash(Linuxの標準シェル、Macの元標準シェル)、csh、tcshの機能をほぼ網羅している最強のシェルと言われています。

Linuxの起動の流れ

Linuxが起動する際は下記の流れになります。

  1. カーネルの起動
  2. initの起動

カーネルの起動

OSの電源を入れると、まずLinuxの中核プログラムであるカーネルが起動します。

initの起動

カーネルが起動すると、まずはinitというシステム環境を設定するプログラムが起動します。

initは、inittab(/etc/inittab)というを参照しながら次のようなことを行います。

ランレベルの設定

ランレベルとは、Linuxがどのような状態で動作しているのかを決定する数字です。

ランレベル 説明
0 システムの終了(シャットダウン)
1 シングルユーザーモード(rootだけがログインできるモード)
2 ネットワークなしのマルチユーザーモード(制限付)
3 テキストモード(CUI)によるマルチユーザーモード(制限なし)
4 未使用
5 グラフィカルモード(GUI)によるマルチユーザーモード
6 システムの再起動(リブート)
マルチユーザーモード

複数ユーザーで使用するモードです。通常の運用時はこちらを使います。

シングルユーザーモード

管理者一人だけがログインできるモードです。メンテナンス時に、管理者が作業する場合等に使います。管理者の他に誰もログインしていないので安心して作業をすることができます。

初期化スクリプト(rc.sysinitファイル)の実行

rc.sysinitとは、システムを初期化するためのスクリプトです。

別のスクリプトファイルや、環境設定ファイル(/etc/rc.d/rc.sysinit等)を呼び出して実行します。

rc.sysinitが行うこと
  • ネットワーク設定
  • ホスト名設定
  • カーネル設定
  • クロック設定
  • システムフォントの設定
  • ファイルシステム設定
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エンジニア歴10年で過去に業務系、Webデザイン、インフラ系なども経験あります。現在はWeb系でフロントエンド開発中心です。

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