私が勤めている派遣先で次は、「Salesforce(セールスフォース)」や「AWS(Amazon Web Service)」を使った開発に携わってもらう可能性があるということを言われました。
AWSは、クラウドベースのサーバー提供サービスというのは理解できるおですが、「Salesforce」についてはあまり知らなかったので調べてみました。
正式には、「Force.com(フォース・ドットコム)」というプラットフォームの上に、SalesforceというCRM(顧客管理)を中心とした同じくクラウド関連のサービスを提供している企業のサービスみたいですね。
「Salesforce CRM」とは?
1999年にセールスフォース社が創業されてから始まっているSFA(営業支援)や、CRM(顧客管理)を強みとするアプリケーションを提供するセールスフォース社のSaasのサービスのことです。
アプリの用途
- 営業/マーケティング管理
- サービス/サポート管理
Salesforce CRMの特徴
柔軟なカスタマイズ性がある。
部門ごとのニーズに応じて、データベース項目の編集だったり、レイアウトの変更が可能で、ビジネスのワークフローの作成まで可能です。
常に最新版が提供される。
SaaSであり、アプリやサーバーが、セールスフォース持ちなので、常に最新版のアプリが顧客の下に提供できます。
バージョンアップは、年に3回ほど実施します。
ユーザー企業ごとに設定情報がある
ユーザー企業ごとに、設定情報が管理されています。特にアプリやインフラのバージョンアップによる影響は受けません。
時代に合わせた機能を実装している。
セールスフォースは、時代に合わせて様々な機能を実装しています。
- SNS機能(2005年より)
- Twitter/Facebook連携機能(2010年より)
- ファイル共有機能(2012年より)
セールスフォース社は、色々とビジネスの広がりを見せていますが、根幹である「CRM/SFA」がアプリの中心と言うことは変わりありません。
「Force.com(セールスフォース・ドットコム)」とは?
2007年9月にリリースされたビジネス向けのアプリのプラットフォームのことで、Paasに該当します。
これによって、Salesforce CRM以外の開発も可能になりました。ただ、標準で、「Salesforce CRM」は提供されます。
Force.comの特徴
やはり、「Salesforce CRM」に比べて、自社の業務フローに合わせて細かい作り込みができる点です。
Force.comの価格はどうなの?
下記の計算式による、1ユーザーあたりの月額課金制のようですし、ライセンス形態によっても変わります。
ライセンス形態
4つのライセンスがあります。
Sales Cloud
いわゆる「Salesforce CRM」のことで、営業支援機能を提供します。
Service Cloud
コールセンター等のカスタマーサービス用とで利用されます。
Force.com
「Sales Cloud」、「Service Cloud」以外のアプリを開発したい場合はこちらのサービスを利用します。
「Sales Cloud」、「Service Cloud」機能を除外しているので、その分安価になります。
Chatter
CRM等の業務アプリ機能は不要で、社内コラボだけを行いたい場合にこのライセンスを利用します。
社内のチャットや、グループ管理、情報共有が可能になります。
Force.comでの開発するメリット
開発の効率化ができる。
ネット上にあるので、開発中の画面をそのまま客に見せることができ、プロトタイピングで仕様の細部を同時並行で決めながらシステムを作ることができます。
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