
ログとは?
ソフトウェアやOSに異常がないか等を確認するために使います。
システム運用だけでなく、構築時等も何かとお世話になる知識だと思いますので、絶対に抑えておきましょう。
Linuxにおけるログファイルの種類
ログの種類 | 説明 |
---|---|
/var/log/boot.log | カーネル起動時のログ |
/var/log/cron | cronの処理に関するログ |
/var/log/dmesg | カーネルやドライバからのメッセージのログ |
/var/log/lastlog | 直前のログインについてのログ |
/var/log/messages | システム全体のログ |
/var/log/secure | 認証に関するログ |
/var/log/wtmp | ログインに関するログ |
ログローテーションについて
ログファイルは日に日に肥大化していきます。
なので、バックアップするログや、削除するログの数等をLinuxでは「/etc/logrotate.conf」で設定することができます。
これを、Linuxでは、「ログローテーション」と呼んでいます。
例えば、wtmpファイル(ログインに関するログ)のログローテーション
1 2 3 4 5 6 7 |
# no packages own wtmp and btmp -- we'll rotate them here /var/log/wtmp { ←ログファイル名 monthly ←月ごとにバックアップ create 0664 root utmp ←左から、「ファイルを作成するという意味の設定値」、「作成するファイルのパーミッション」、「作成するファイルのユーザー」、「作成するファイルのグループ」 minsize 1M ←サイズが1Mを超えた場合は、ローテーションする。 rotate 1 ←1つだけ残す。 } |
cron(クーロン)の基本
Linuxでも、指定した日時に指定したプログラムを実行するための仕組みがあります。それが、cron(クーロン)です。(クローンではありませんよ 笑)cronは1つの常住プロセスとして動作します。
設定ファイル
「/etc/crontab」がcronの設定ファイルになります。
左から下記の設定を行えます。
設定値 |
---|
分 |
時 |
日 |
月 |
曜日(0~7:日曜日は0 or 7になります。) |
実行ユーザー |
? |
ファイル保管ディレクトリ(中にあるスクリプトファイルや、プログラムのリンクが実行対象となります。)、もしくはプログラムをそのまま指定できます。 |
実行プログラム
crondといいます。
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