JRE、サーブレット、JSP、Tomcatのバージョン対応をまとめておきます。
JRE | サーブレット | JSP | Tomcat | リリース日 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1.2 | 2.2 | 1.1 | 3 | 1999年 | J2EEの一部になりました。 |
1.3 | 2.3 | 1.2 | 4 | 2001年 | サーブレットフィルター追加 |
1.4 | 2.4 | 2.0 | 5 | 2003年 | web.xmlにXML Schemaが追加れました。(それまではスキーマはDTDでした。) |
5.0 | 2.4 | 2.0 | 5.5 | 2006年 | |
5.0 | 2.5 | 2.1 | 6 | 2007年 | JavaSE5が必須になり、アノテーションがサポートされました。 |
6.0 | 3.0 | 2.2 | 7 | 2010年 | |
7.0 | 3.1 | 2.3 | 8 | 2014年 | websocketを初めてサポートしました。クラウド対応。ノンブロッキングIOに対応しました。 |
8.0 | 4.0 | 2.3 | 9 | 2018年 | HTTP/2がサポートされました。
Spring Boot2.7が対応しています。 |
9.0 | 5.0 | 2.3 | 10 | 商標が変更になり、パッケージが以下のように変更になりました。
javax.servlet.*→jakartaee.servlet.* websocket2.0に対応しました。 |
|
11.0 | 6.0 | 3.1 | 10 | 2021年 | Spring Boot3に対応しました。websocket2.1に対応しました。
サーブレットは非推奨の機能を一部削りました。 |
Tomcatは90年代と昔からある技術ですが、近年のwebsocketなどの技術にも対応してきています。
JSTLとJSPのバージョン対応表
JSTLは、JSPで良く利用される標準的なカスタムタグのことですが、JSPとのバージョンの対応は下記になります。
JSTLのバージョン | JSPのバージョン | 特徴 |
---|---|---|
1.0 | 1.2以上 | |
1.1 | 2.0以上 | EL式を使用できるようになった。JSPはこのバージョンから国際化が強く意識された。 |
1.2 | 2.1以上 | Java EE仕様の一つになった。 |
JSPもJSTLは近年はほとんどバージョンアップしていないです。
最後に
主にSIerの開発ではリスク担保のためにいまだに古いバージョンで開発されていることも多いのでこのような技術ごとのバージョンの対応を理解しておくことは非常に重要です。いまだにDockerもGit、Gradleも導入していない開発現場が多いですし。(Javaなどはバージョンによって使える文法も全く変わりますからね。。)
積極的にレガシーなバージョンを置き換えるようにはしていきたいですね。
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