Issue Trackerとは?
GitLabでデフォルトで備わっているチケット管理システムです。バージョン管理システムとチケット管理システムが連携して開発状況を見える化することが可能です。
Issueの種類
Group Issue
グループに所属する全プロジェクトに共有される課題チケットです。プロジェクトに依存せずグループメンバーに関係する課題に使用します。
Project Issue
各プロジェクトで個別に割り当てられる課題チケットです。
マイルストーン
プロジェクトがどこまで進んでいるかを確認する指標です。通常はソフトウェアの次期バージョンを開発する指標として利用されることが多いです。また、グループでの指標、プロジェクトでの指標それぞれあります。
GitLabではプロジェクトのマイルストーン、グループのマイルストーンがそれぞれ分かれておりそれぞれ別用途になることは注意です。
ラベル
各課題チケットの種類を分類するためのカテゴリになります。
bug、confirmed(確認が必要な課題)など様々な種類のラベルがあります。
ラベルにはスターをつけることで優先順位を設定することが可能です。
Issue Boardとは?
アプリの開発ライフサイクルのワークフローを計画、整理、可視化するプロジェクト管理機能です。Issue Trackerにあるチケットのフィルタリング機能を保持しながらチケットのラベルに基づいてワークフローの状況を可視化します。
また、コードの開発、レビュー、ビルド、テストなどとCIと連携させてそのIssueの進捗状態などを可視化できます。
Issue Boardの利用パターン
大きく下記2つの利用パターンがあります。
- カンバン方式
- スクラムボード
カンバン方式
全課題を開発ワークフロー上に配置して各ステージのリストを進めていきます。各タスクの状況や開発ワークフローにおけるボトルネック等も把握することが可能です。
スクラムボード方式
特定機能を開発するスプリントという短い期間の中で計画する方式です。各タスクの優先度を決めたりします。短い期間でスプリントを早く回すのに特化した方式です。
基礎
ラベルリスト
チケットのラベルに基づくリストです。Open状態の課題チケットが全て表示されます。
Backlog
ラベルリストに属していない未解決の課題チケットを全て表示します。
Closed
課題が解決した完了状態のチケットを全て表示します。
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