GitLabの管理コマンドは下記のディレクトリにあります。
1 |
/opt/gitlab/bin |
GitLabの運用管理でよく使われるコマンドとしては下記になります。
- gitlab-ctl
- gitlab-psql
- gitlab-rake
gitlab-ctl
代表的な機能一覧
- GitLabのプロセス管理
- GitLabの設定再構成
- ログの確認
GitLabのプロセス管理
Unicorn上のGitLab Rails、Nginx、PostgreSQL等はそれぞれ正しい順番でプロセスを停止したり起動したりする必要がありますが、このコマンドを使用すればそのプロセスの起動順等を運用者が意識する必要がなくGitLabプロセスの起動や停止を行うことができます。
また、各コマンドはそれらのミドルウェアを包括して一括で操作するのが基本ですが、コマンドの後ろにプロセス名(nginx等)を指定することでプロセスごとに操作をする事も可能となります。
GitLabの起動
1 |
gitlab-ctl start |
GitLabの停止
1 |
gitlab-ctl stop |
GitLabの再起動
1 |
gitlab-ctl restart |
GitLabのステータス確認
GitLabの起動停止ステータス等を確認することが可能です。
1 |
gitlab-ctl status |
GitLab設定の再構成
「/etc/gitlab/gitlab.rb」の設定を変更したら下記コマンドを実行する事で設定を反映することが可能です。
1 |
gitlab-ctl reconfigure |
なお、すでに運用中のGitLabの設定再構成に関してはGitLabサービス全体に影響を与えるのでメンテナンス状態での反映をするのが良いでしょう。
GitLabのログ確認
GitLabのログはプロセスごとに分かれていて非常に確認がめんどくさいですが下記コマンドを使うことで、全プロセスの最新ログを標準出力で監視することができます。
1 |
gitlab-ctl tail |
gitlab-psql
GitLabデータベースの閲覧や変更を行うことが可能です。ただ、データベースの更新処理は本番環境に影響を与えるため基本的には本番用データの参照目的で使用するようにしましょう。なお、あくまでこのコマンドはリモートでインストールされたPostgreSQLにしか使用できず、リモートのDBには対応していません。また、パッケージ版のみでしか利用できず、ソースからインストールしたGitLabでは利用できないのでその点も注意です。
gitlab-rake
Rakeは一般的なRubyのビルドツールになります。GitLabもRubyでできているので利用できいくつか頻繁に利用される運用タスク(Rakefile)が定義されておりこのコマンド(gitlab-rake)で利用が可能です。
用途
- GitLabデータベースのバックアップ
- GitLabデータベースのリストア
- GitLabデータベースの設定確認
この記事へのコメントはありません。