グループとは?
GitLabでは必ずグループに対してプロジェクト(Gitリポジトリ)を作成します。グループを活用することでプロジェクトの各オブジェクトにアクセスできるユーザーをまとめて制限することができ効率よくプロジェクトを管理することが可能です。グループに所属するメンバーのことを「グループメンバー」と呼びます。
グループメンバーの役割
グループのグループメンバーには下記5つの役割があります。
- Guest
- Reporter
- Developer
- Master
- Owner
Owner
グループメンバーの権限を付与することができる人のことです。グループを作成したユーザーがそのグループのOwnerとなります。
グループの作成
ユーザーの権限制限を行わなかった場合は一般ユーザーでもグループを作成することは可能です。
グループページの公開レベル
グループページの公開レベルには下記3つのレベルがあります。
- Private
- Internal
- Public
Private
グループメンバーだけがそのグループ及びグループ配下のプロジェクトを閲覧可能、特定グループのプロジェクトのみ公開する場合はこちらを設定します。
Internal
GitLabにログインできるユーザーからは全て閲覧可能、通常社内でGitLabを運用する場合はこの公開レベルに設定します。
Public
GitLabにログインしていないユーザーであっても全公開
サブグループ
グループの配下に名前空間を作成する機能です。自動的に上位のグループのメンバー及び役割が継承されるようになっています。もし、サブグループごとに役割を変更したい場合はOwnerによって個別設定をする必要があります。
プロジェクトとは?
Gitリポジトリや、wiki、CIの成果物等のGitLabに保存する全てのコンテンツは「プロジェクト」という単位で扱います。プロジェクトは必ずユーザーかグループの名前空間に属します。
プロジェクトの種類
GitLabのプロジェクトは下記の2種類に分かれます。
- ユーザープロジェクト
- グループプロジェクト
ユーザープロジェクト
ユーザーがプロジェクトを作成した場合はユーザー個人の名前空間に属します。
用途
外部公開はしません。個人の開発オブジェクトの管理目的で使います。
グループプロジェクト
チーム開発を行う際はこちらでプロジェクトを立ち上げます。名前空間はグループ名に関連づけられます。そうすることでグループメンバーの役割と権限をプロジェクトに対して継承することが可能です。
用途
チーム開発、外部公開や内部公開にも使います。
プロジェクトメンバー
グループメンバーの役割がプロジェクトメンバーの権限に継承されますが、プロジェクトごとに個別に設定する事も可能です。
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