アセット関連の設定ファイルは下記のファイルになります。アセットパイプラインの設定をしたい場合はしっかり理解しておく必要があります。
config/initializers/assets.rb
このファイルは全ての環境で読み込まれるため環境共通の設定になります。
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Rails.application.config.assets.version = '1.0' |
上記設定はアセットに対するダイジェストの生成に関わっています。逆にいえばこのバージョンを変更することでアセットを強制的に期限切れにすることも可能です。
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Rails.application.config.assets.paths << Rails.root.join('node_modules') |
これは探索パスの設定になります。初期状態ではyarnというパッケージマネージャーのnode_modulesディレクトリが追加されるようになっています。
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# Rails.application.config.assets.precompile += %w( admin.js admin.css ) |
上記設定はデフォルトでコメントアウトされています。プリコンパイルするファイルを配列で指定します。デフォルトではapplication.js、application.css、app/assets配下のJS、CSS以外の全てのファイルがデフォルトで対象となっているのでそれ以外のファイルをプリコンパイル対象としたい場合にこちらの設定をいじります。
config/environments/各ファイル
環境別のアセットの設定ファイルになります。
設定値 | 説明 |
---|---|
config.assets.debug | アセットの連結や前処理を行わないか。行わない場合は処理速度は上がります。 |
config.assets.quiet | アセットへのリクエストに関するログ出力を抑制する。リクエストのログは大量に出るのでログの視認性が上がります。 |
config.assets.js_compressor | JSやCSSの圧縮方法を指定します。(デフォルトではproduction環境のみ設定されている) |
config..assets.compile | プリコンパイルをするかどうか。開発時にはメモリ消費量は増えるが便利。 |
config.action_controller.asset_host | アセットファイル配信サーバを設定。CDN等を使う場合はこれを設定する。 |
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