ローカライズ、ローカライゼーションとは?
「地域化」のことで、ある特定の国向けに作られているソフトウェアを別の国でも使えるように対応することです。完全な設計や実装を目指すのであれば現地の人との協力が必要になる可能性はあります。(実際に現地に住んだことがない人じゃないとその土地の文化や風習などは判断できない部分は多いと思いますので。)
一般的には現地に法人などを作ってその会社で開発を行うというのが一般的でしょうかね。(日本で開発していたアプリケーションをターゲットとなる国に展開するような場合)
「L10n」と呼んだりもします。
後述するi18nは内包した概念と言えるかもです。
ローカライズの注意点
- ただ、単語をその国の言葉に翻訳すればよいだけではなく、その国の文化や慣習に適した改修を含める必要があります。(デザインなども含めて)
- 言語だけでなく、単位や日付の表記も異なったりします。
「i18n(アイエイティーンエヌ)」とは?
1つのソフトウェアで、特定の言語しか使えない状況から、多言語化対応をすることです。「インターナショナリゼーション」と呼んだりもします。ローカライズよりは優しめの概念です。
設定によって、メッセージの言語や、タイムゾーンや、日付表記を切り替えたりします。
「i18n」のライブラリ
Railsとかだとデフォルトでi18nの機構がありライブラリ不要です。(iメソッドやtメソッドなど)
Polyglot
シンプルなJavaScriptライブラリです。
i18next
様々な環境(フレームワーク)で動くJavaScriptライブラリです。
BabelFish
Perlや、Rubyに対応している。
INTL
ECMAScriptの標準APIです。文字列比較やフォーマッタ等をすることができます。
Globalize
CLDR準拠のフォーマットを作成することを目標としたフォーマット用ライブラリ
i18n(インターナショナリゼーション)と「ローカライズ」の違いは?
基本的には、ローカライゼーションとi18n(インターナショナリゼーション)ほぼ同じ意味になりますが、i18nはより細かいアプリを国際化するためにSEやプログラマーが実施するシステムの設計や、改修作業の意味合いが強い単語になります。
ローカライズは、設計や実装を超えた、その全段の企画とか、リリース後の展開とか、業務的な意味合いが強い単語といえそうです。より広い意味で捉えた単語と言うことですね。
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