
バージョンって、ソフトによって色々と表記があって、じゃあ具体的にどうやって付けるのかって迷いませんか?
ちょっと気になったので調べて見ました。
バージョンの付け方
結論から申しますと、バージョンの付け方は特に明確な決まり等はなく「開発者の自由」だそうです。
ですが、一般的なバージョンの付け方の指標の傾向がありますのでご紹介します。
世の中の一般的なバージョン名一覧
バージョンにも色んな表記があるんですね。
名前 | 説明 |
---|---|
メジャーバージョン | メジャー、ユーザーの使用感(見た目や操作性)に大きく影響がある仕様変更があった場合等に変える。 |
マイナーバージョン | メジャー、ユーザーの使用感は変わらないほどの、機能追加があった場合に変える。 |
メンテナンスバージョン(パッチレベル) | マイナー、バグ等の軽微な修正 |
ビルド番号 | マイナー、様々なプログラムをビルドする際に、機械的に付与される番号 |
リビジョン番号 | マイナー、SVNやワードプレスなんかの管理番号等はこれが使われていますね。これもビルド番号と同じでシステムで機械的に付与される番号になります。 |
「メジャーバージョン」に関しては、どの程度の変更を「メジャー」と呼ぶかは、人によって、基準がまちまちだそうでバラつきがあるようです。(仕様変更をメジャー、UI変更をマイナーなどとしているプログラムもあります。)
また、「ビルド番号」、「リビジョン番号」に関しては、メジャーバージョン等の「バージョン」が付く番号と違い、開発のマイルストーンがあって明確に付与される番号等ではなく、あくまで「作業回数の目安」程度にしかならないようですね。
基本的には、メジャーバージョン、マイナーバージョン、メンテナンスバージョンの三つで表記していたりすることが多いようです。
Eclipseもそうですし、iOS、Androidもそうですよね。

とりあえず、「メジャーバージョン」と「マイナーバージョン」を抑えておけばよさそうですし、プログラムにバージョンをつける際も、二つを意識したバージョンにすれば、概ねプログラムを読む人によって、それほど大きく影響が出ることはないのではないでしょうか。
α(アルファ)版、β(ベータ)版
よくゲームなどの開発とかで聞く単語ではありますよね。以下のような違いがあります。
α版 | まだ未実装機能あり。大まかな動作確認を行う。 |
β版 | おおむね実装が済んだ段階。ただ、動作確認がまだしっかりされておらず一部機能が不安定な状態。 |
stable(ステイブル) | 安定版 |
deprecated(デプリケイテッド) | 非推奨、今後廃止される予定。ソースコードのコメントなどでも利用したりする。(このclassはもう使わないでくださいなど。) |
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