1995年
NetScape社が作成した。(LiveScript)
NetScape Navigator(Firefoxの前身)に搭載された。当時はJavaがかなり人気だったのでその人気にあやかるためにSunから許可を得てJavaScriptという名前に変更しました。
1996年8月
それに焦ったMicrosoftがJScriptを作成してIE3に搭載しました。JavaScriptという名前が商標登録されていたのでその名前は使えずJScriptという名前になりました。
1996年11月
Microsoftの動きを見てNetScapeが妥協して、標準化のためにECMAインターナショナルにJavaScriptを提出した。ソースコードも公開してECMAに管理してもらうようにした。
1997年6月
ECMAScriptのリリース
1998年1月
NetScape社はMozillaプロジェクトを始めた。
1998年6月
ECMAScript2のリリース
1998年11月
AOL(America Online)がNetScapeを買収した。
1998年12月
ECMAScript3のリリース
2000年代:ECMAScript3時代
単一のJavaScriptをHTMLにそれぞれ読み込ませていくというスタイルでしたし、JavaScriptもまだブラウザ上の簡易言語という位置づけでした。
2000年代上旬
ECMAScript4についての議論が行われました。
2003年
AOL(America Online)がNetScapeを終了させた。「もうブラウザはやらない」
それだと世の中の人が困るので、非営利組織の「Mozilla Foundation」が設立された。
2004年10月
AOLがNetScape DevEdge(ドキュメントみたいなもの)を終了させる。
2004年11月
MozillaがFirefox1.0を公開した。
2005年:AjaxやjQuery、Web API(Restful API)の登場
Googleマップに採用されたAjaxが注目を浴びました。リッチなWebサービスを構築するのが主流になりました。
また、MozillaがNetScape DevEdgeを引き継いだ。(のちのMDN)
2008年7月
ECMAScript4がリリース後すぐに破棄されました。理由としてはいろんな機能を盛り込みすぎたためです。
2008年9月
Google ChromeとV8エンジンがリリースされた。今までブラウザ業界に参入してこなかったGoogleの突然の行いに革命的な出来事でした。
2009年3月
Ryan DahlさんがChromeの中のV8エンジンをごそっと利用してNode.jsを作成しました。JavaScriptをブラウザ以外の用途にも使えるような革新的な取り組みでした。ブラウザが搭載されていないような全てのコンピュータ上でJavaScriptを動かすことができるようになりました。
「Node.js」の登場によるビルド環境の整備
「Node.js」は、サーバーサイドのJavaScriptですが、npmというパッケージマネージャーの存在により、サーバーサイドの環境だけにとどまらずビルド環境としての地位を確立しました。
モジュールを配布するという文化の広まり
他にも、npmによりJavaScriptで実装されたライブラリをnpm経由で利用できるようになりました。これにより開発したものをモジュール化して配布する文化がJavaScript界隈で広まりました。
2009年12月
ECMAScript5がリリースされた。(3から10年ぶりの大型アップデート)
2010年代:ビルド環境の整備
下記のような出来事を経て、JavaScriptは、大量のJavaScriptファイルを一つにまとめるためのビルド環境だったり、複雑なプログラミングを行えるような言語環境が整っていきました。
2010年:Firefoxの目標変更
「Firefoxのドキュメントを書こう」から「Web全てのドキュメントを書こう」に変更になった。ここでMDN Web Docsができた。
2010年:「Backbone.js」の登場によるSPAの流行開始
近頃流行しているSPAを最初に取り入れたフレームワークとしては、「Backbone.js」でした。
その後、登場するJavaScriptフレームワークに大きく影響を与えています。
2010年:Appleのスティーブジョブズ氏がiPhoneにFlashを搭載しないことを発表した。
かつては、Flashがなくなるということでかなり不安視されていましたが、現状はJavaScriptの活躍によって、フロントエンド環境では一強と言えます。
2015年以降:React等のフレームワークの登場
フロントエンド開発が高度化したためjQueryのようなアプリケーション構造化を持たないライブラリでは力不足になってきました。そのため、AngularJSやReact、Vue.jsのようなMVCに近いアプリケーションを構造化できるフレームワークが人気になってきています。
2015年
ECMA2015がリリース(ここから2019まで毎年年度が記載されたバージョンがリリースされていきます。)
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