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【AWS】「ElasticCache」、「DynamoDB」、「RDS」、その他サービスの違い

11.20

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この記事は2分で読めます

ElasticCacheとDynamoDBとRDSの違い

ElastiCache DynamoDB RDS
速度(レイテンシー) 低レイテンシー(5ms未満) ・RDSよりは早いが、ElasticCacheより遅い。
・低レイテンシー(10 ミリ秒未満)
遅い(20ms)
容量 制限なし あり(64TB)
永続性 ×(インメモリ) ○ ○
レイテンシー
カラム追加 ○(ダウンタイムがなく楽々) 面倒
データ整合性 苦手 苦手 ○
検索 苦手 苦手 得意
ページング 難しい 得意
集計 苦手 苦手(単純なカウントでも全件スキャン) 得意
読み書き 高速
オートスケール ○(再起動もいらない)
フルマネージド ○ ○ ○
レプリケーション 自動なのでスケーラブル
シャーディング 自動なのでスケーラブル
台数 3台〜20台 3台〜20台 2台(正副構成)
用途 ・キャッシュ(ランキング、レコメンデーション)
・セッションストア
・IoT
・ゲーム

ElasticCache

RedisやMemcache互換のインメモリデータベースです。データをノードのメモリに保存するので非常に高速でデータの出し入れが可能です。

特徴

ノードやクラスターの管理をユーザ側でしなければならない。

DynamoDBとの違い

  • ノードやクラスターの管理をユーザ側でしなくて良い。
  • 構成もユーザが選べるので通信元(クライアント)とノードを同一AZに寄せればより通信を早くするということも可能
  • 可用性担保のために書き込まれたデータを複数のAZに保存したり、接続にはSSLを用いるのでElastiCacheに比べるとやや書き込みが遅くなる。
  • セッション情報のような頻繁に書き/読み込みされるようなデータを扱う場合はDynamoDBでは割高になる。

エンジン

「Redis」か「Memcached」のどちらかを選ぶことが可能です。

Redis

ElastiCacheの様々な機能を使いたい場合はこちらを選ぶ。Redisはシングルスレッドなので、コア数の少ないものを選ぶとよいが、メモリ量も少なくなるのでバランスをとって、「cache.m3.large」などを選ぶと良い。

Memcached

単一ノードの性能を上げたい場合はこちらを選ぶ。

よくあるシステム構成図

DynamoDBやAuroraに行く前にElasticCacheを間に入れる構成です。

DynamoDBやAuroraのキャパシティを減少させてデータベースの総コストを削減することが可能です。

機能が乏しい。

KVSやドキュメントDBはスケールアウト能力を高めるために機能を削っています。

  • 集計クエリをサポートしていない。
  • 任意のキーでソートができない。
  • データの一部を置き換えられない。
  • インデックスを主キーにしかつけることができない。
  • トリガ 、ストアド、シーケンスがない。
  • 扱えるデータ型がバイナリデータ型しかない。
  • トランザクション機能(データ整合性)がない。

高可用性

KVSとドキュメントDBはレプリケーションを行うことにより簡単に高可用性(HA構成)を構築できます。

その他サービス

RedShif

ペタバイト規模に拡張できる高速なデータウェアハウス

ユースケース

全社横断的なデータ分析基盤

ターンアラウンドタイム重視

クエリの応答速度を重視したデータベースです。

用途

オンラインでオペレーションする用途(要は一般的な業務システムでCRUD操作を繰り返すなどのユースケース)

具体的な製品

NoSQL、RDB(OLTP)、グラフDB

スループット重視

単位時間あたりのデータ処理量を重視したデータベースです。いかに大量のデータを短い時間で処理するかが重要。

用途

バッチ(一括処理)で分析(データの全量に対して集計や抽出をする)をする用途

具体的には、夜間バッチで売上データなどをロードしてきて、BIツールと接続して様々な方法で集計したり、レポート出力するなど。

具体的な製品

Hadoop、RDB(DWH)、AWSのRedShift、GCPのBig Query、AzureのSQL Data warehouse

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  • 2021 11.20
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