CATとは?
1980年代に登場した。日本独自の規格。信用照会端末。カードの磁気テープに書き込んであるカード会員の情報を読み取り、カード会社がカードの有効性を確認して結果を返す。接続回線はNTTデータが運営するCAFIS。
CATには通常のCATに加えて下記のように種類があります。
S-CAT(Simple CAT)
売上伝票作成機能やデータギャザリング機能などを持たないオーソリ(信用承認)専用端末。なのでシンプルな機能しか持たないということでこのような名前になっています。
G-CAT(Gathering CAT)
1993年にCATの弱点を改善することが目的で、オーソリ(信用承認)と売上決済を同時に行う端末。データギャザリング対応のCATです。
なお、CAT、S-CAT、G-CATは全て2015年4月以降CAFISから同じくNTTデータがサービス提供しているINFOX-NETへ全面移行しています。
CCT(共同利用端末)とは?
CATに比べたら後発ですがグローバルな規格。「Credit Center Terminal」の略で、クレジット共同利用端末のことです。情報処理センターに接続される端末でアクワイアラーが共同で利用する。
基本機能はCATと同じだが、CCTの接続する回線はNTTデータ以外の回線(SG-CAT、JET-Sなど)を利用する。
グローバルな規格なのでオーソリゼーション(信用承認)と同時にギャザリング(売上決済処理)が可能になっている。
現在日本で利用されているCCT端末
- INFOX
- JET-S
- C→REX
- CREPiCO
INFOX
1999年にサービス開始しました。国内設置台数No.1のカード決済端末です。クレジット、デビット、銀聯カードなど様々なカードに対応しています。NTTデータが提供する「INFOX-NET」に接続して通信を行います。据置型やモバイル型など様々な利用形態があります。
JET-S
国内設置台数の50%程度の設置台数を誇る端末。インターネット回線を利用して接続します。日本カードネットワーク(CARDNET)が端末の販売元です。
C→REX
JTBが提供する宿泊・観光施設のためのカード決済端末です。最新のキャッシュレス決済にも対応しています。
CREPiCO(クレピコ)
セイコーソリューション株式会社が提供する決済サービスの総称です。タクシー、訪問販売、飲食店など様々な業種で導入されています。
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