TID(端末識別番号)とは?
クレジット端末などの横にシールで貼り付けてある13桁の端末識別番号のことです。端末固有の番号になります。
メーカーに端末の故障などの問い合わせをする場合などには必要な情報になります。
TID(端末識別番号)の構成
13桁の番号は以下の区分に分かれています。
1 |
XXXXX - YYY - ZZZZZ |
前の5桁(XXXXX)
「端末設置会社 (端末を設置・管理する会社) の流通決済事業者コード」です。端末設置会社によってコードが異なり、同じ会社によってもコードが異なる場合がある。
流通決済事業者コード
クレジットカードのカード発行会社の識別番号
例えば以下のような事業者があって各事業者ごとにさまざまな番号を保持している。(例えば、SMCCであれば「08066」、「08199」などの番号を保持している。)
- SMCC
- JCB
- UC
- MUFG
3桁(YYY)
端末のメーカーを識別する番号みたいなもの。
前2桁(YY):利用形態コード
以下のように決まっている。
- GMO-FGの端末であれば「62x番台」
- CARDNETの端末であれば「51番台」
- INFOXの端末であれば「56番台」
- J-Mupsの端末であれば「80x番台」
- JCBの端末であれば「31番台」
後ろ1桁(Y)
決済端末の機能を識別します。売上処理や集計処理などであれば0など。
後ろの5桁(ZZZZZ)
各端末固有の番号。これは単純な通番になります。(00000〜99999)
TID(端末識別番号)の確認方法
- クレジット決済端末の横に貼ってあるシールを見る。
- クレジット決済端末により印字された伝票により確認する。
- クレジット決済端末で確認する。(対応している機器の場合)
雑学:クレジットの基礎知識
国際ブランド
VISAやMasterなど。カードに書かれたマークのブランドの加盟店で利用できます。
イシュア
カードを発行する会社、国際ブランドと「メンバー契約」を行う。
銀行系
持ってるだけで社会的信用度は高い。
- 三井住友カード(SMCC)
- MUFGカード
- UCカード(クレディセゾンが発行、みずほの子会社)
信販系
信用販売会社が発行しているクレジットカード、ポイントがたまりやすかったりするので普段使いに良い。
- JCBカード
- ライフカード
流通系
発行元が運営するサービスでの買い物がお得になる。
- 楽天カード
- エポスカード
消費者金融系
キャッシングが利用しやすいのが特徴
- ACマスターカード
アクワイアラー
加盟店と契約する会社、国際ブランドと「メンバー契約」を行う。
加盟店
アクワイアラーと「加盟店契約」を行う。
消費者
イシュアーと「立替払契約」や「カード会員契約」を行う。
加盟店審査
特徴
審査方法は、業種や決済サービスによって異なる。
なぜ加盟店に審査を行うのか。
カード会社は客から商品代金を回収できなければ痛手を負うことになるため、客が支払いを行えないような変な商品やサービスを加盟店が提供していないかチェックする必要がある。
チェック内容
厳密なチェック内容などは公開はされていないですが、以下のような事項が審査対象となっているようです。
加盟店が取り扱う商品やサービスが適切か。
結婚相談やクラウドファンディングなどを扱っている業種や、教材や宝石などの高額商材などは審査に通りにくいです。(高額商品なためカード会社が客から料金を回収できる確率が低くなるため。)
サイトへの必要事項の表記は怠っていないか。
取引実績が確認できなかったり、店舗情報を確認できるサイトが用意されいないなども審査では不利になります。
特定商取引法を守っているか。
- 返品の可否
- 決済方法など
審査期間
結果が出るまでは数週間ほど待つ必要があります。なお、Squareなどのモバイル決済サービスでは審査期間が短くなったりするようです。
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