
設計工程では、要件をどのようにプログラムに落とし込むか考える作業の事です。
設計手法
- OOAD(オブジェクト指向分析/設計)
- DOA(データ中心アプローチ)
DOA(データ中心アプローチ)
近年のシステム開発においては、この設計手法が主流となっています。
文字通り、システムを作る際には、プログラムよりもデータ設計から始めることです。
具体的には…。
データ設計
データベース設計
システムにおいては、大半のデータがデータベース内に保持されるので、「データ設計」といえば、「データベース設計」とほぼ同義になります。
テーブル名、列名、列の型、制約等のテーブルの仕様を決めていく。
なお、データベース設計の具体的なやり方については、下記の記事でご紹介しています。
データベース以外
HTML、CSV、テキスト等のデータ設計を決めること。「データ設計」においては、「データベース設計」よりも後回しになりがちです。
画面設計
- 「画面遷移図」や、遷移するタイミングも決める。
- 画面の入出力の仕様を決める。
画面遷移に関する設計
リクエスト方式を決める。
GET/POSTか?
転送方式を決める。
フォワード、リダイレクト、レスポンスか。
リクエストパラメータ
名前は何か?
スコープ
サーブレットや、JSPが使用するスコープの種類、属性名を決める。
クラス設計(オブジェクト指向設計)
今までは、アーキテクチャや業務よりの設計がメインでしたが、クラス設計では実際にプログラムを作る際の、パッケージ、クラスの分け方等の設計になります。
「製造工程で考えることでは?」と思われるかもしれませんが、チームで開発する場合等では、足並みが揃っていないとソースコードに統一性がなくなってしまったり、機能面だけの実装になっており、保守性、再利用性まで考えて実装されていないケースがあるので、非常に重要な工程です。
是非、クラス設計をした上で製造に入るようにしましょう。詳しいクラス設計のやり方に関しては、下記の記事で解説しています。
実装設計:アノテーションを使う。
ソースコードの中の要素に対して、メタデータを注記して、クラスやメソッドに特定の役割を持たせることができる仕組みのことです。
Javaの基本的なアノテーションの種類
フレームワークとかを使っていると、他にも大量にアノテーションを見かけることになるかと思いますが、Javaで標準で用意されているアノテーションをいくつかご紹介させて頂きます。
アノテーション | 説明 | 用途 |
---|---|---|
@Override | メソッドのオーバーライドを表す。 |
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@Deprecated | クラスやメソッドが非推奨であることを表す。 |
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@SuppressWarnings | 警告を出さないようにする。 | コード中に抑止したい警告がある場合に使います。(普通はあまり使いません。) |
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