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【SQL】「ORDER BY句」の細かい挙動について

06.21

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この記事は2分で読めます

DBMSで標準のソートルールは結論からいえば「デタラメ」です。特に決まったルールはなくRDBMSによってその標準のソートルールは変わります。なので、きっちりソートしたい場合は「ORDER BY」を使う必要があります。

ORDER BY句は、SELECT文をソートできる機能ですが、細かい挙動についてまとめておきます。

「ORDER BY句」の記述ルール

必ず、SELECT文の最後に記述する。

「ORDER BY句」の暗黙のソートルール

1
2
3
4
SELECT NAME,PRICE,COUNT
FROM ITEM
WHERE PRICE > 1000
ORDER BY NAME ASC,PRICE DESC;

  • ASC、DESCキーワードを未指定にした場合は、「ASC」(昇順)で動作する。
  • 複数のソート条件はカンマ区切りで指定します。(また、個別に昇順、降順を指定できます。)
  • NULLを含むソートをした場合は、NULLは先頭か末尾に行く。(RDBMSによってどちらに行くかは異なる。)
  • 「SELECT句で指定した別名」が、「ORDER BY句」では使うことができる。
  • WHERE句やGROUP BY句と同時に使えます。

SQLでの、SELECT句の評価順番としては、「ORDER BY句」よりも前になるので、ORDER BY句では、SELECT句で指定した別名を使用することができます。

(なお、「GROUP BY句」は、SELECT句よりも前に評価されるので、SELECT句の別名が使えませんでした。)

「列番号」を使ったソートは使うべきか?

「列番号」は、SELECT句で指定した列名を左から採番した番号のことですが、下記の理由から積極的に使うべきではありません。

列番号の例

1
2
3
SELECT NAME,PRICE,COUNT
FROM ITEM
ORDER BY 1,2; --1が「NAME」を指し、2が「PRICE」を指す。

  • 「1」や「2」という数字が何を示しているのかがわからず、コードがぱっと見分かりにくいため。
  • 列番号は、標準SQLにて、「将来削除されるべき機能」として定義されました。

上記の理由から判断して、使うべきではないでしょう。

ソートはSQL的にコストの高い処理

元々RDBMSの設計思想である本来のリレーショナルモデルの考え方ではソートという概念はありません。

なので、そもそもORDER BYという操作自体がかなりSQL的にコストの高い処理になります。さまざまな考え方や設計手法があるので把握しておきましょう。

詳しくは下記の記事でも解説しています。

【設計】RDBの基本思想(ソートが苦手)、大きなデータをソートしたい場合

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エンジニア歴10年で過去に業務系、Webデザイン、インフラ系なども経験あります。現在はWeb系でフロントエンド開発中心です。

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