Dockerfileが配置してあるディレクトリで下記コマンドを実行するとDockerイメージをビルドすることが可能です。
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docker build -t [イメージ名:タグ名] .(ビルドコンテキスト) |
その際に行われていることを確認しましょう。
ビルドコンテキストとは?
dockerにここに存在しているファイルをすべて読み込んでくれと指定するものです。.とだけ指定すると配置されているファイルすべてを転送することになってしまうので注意が必要です。(例えば、何GBもあるような動画ファイルなどを置いておいても読み込み処理が発生してしまいます。実際はdocker側が良きように処理してくれるので問題ないですが読み込む時間が無駄になるので気をつけましょう。)
.dockerignore
これを使えばビルドコンテキストから転送ファイルを除外できます。転送量を減らしたい場合などに便利です。
ただ、できればこれを使わず不要なファイル自体を配置しない運用の方が良いでしょう。
Sending build context to Docker daemon [転送バイト数]
ビルドコンテキストのファイルをDockerデーモンに転送していることを表します。(Dockerデーモンに転送するだけで実際にコンテナにファイルを転送したい場合はCOPYコマンド等で制御する必要があります。)
ビルドコンテキストに配置したファイルは全て転送されることになるのでbuild時間が伸びないようにむやみにファイルを配置しないようにしましょう。(上述の通りコンテナには影響はないですが。)
Step N/N : 〜
Dockerfile内に記述した各命令をStepに分けて実行しています。コマンドを実行するたびにDockerイメージの一つのレイヤーとして保存していきます。(Dockerfile内に3つのコマンドを記述した場合は3つのレイヤーが出来上がることになります。)
---> Using cache
ビルドキャッシュが使われていることを指します。再度同じDockerfileでbuildコマンドを実行した際にビルドキャッシュが利用されて高速でビルドを行います。キャッシュをさせずに毎回コマンドを実行したい場合は--no-cacheオプションをつけましょう。
Successfully tagged イメージ名:タグ名
最終的に出来上がったレイヤーをイメージ名として保存します。
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