「bindアドレス」とは?
ApacheなどのHTTPサーバーなどにアクセスする際に指定するアドレスのことで他のマシンからどういった名前でアクセスされたいかを指定するためのアドレスになります。。「0.0.0.0」や「127.0.0.1」等を指定したりします。
「0.0.0.0」を指定することでローカルマシンが複数のNIC(IPアドレス)を持っていたとしても全てのNICにアクセスすることができるという意味になります。
「0.0.0.0」とは?
ローカルマシン上は複数のネットワークインターフェイス(NIC)を持つので複数のIPを持つことができます。その全てのIPv4アドレスを意味します。(ワイルドカードでIPアドレスを指定するようなイメージです。)
これをbindアドレスに指定した場合はマシン上に複数のネットワークインターフェイスを持っている場合はどちらにも到達可能ということになります。(LinuxやMacなどではifconfigなどで確認できます。)
例えば、そのマシンが下記のようなアドレスをそれぞれのネットワークIFに持っていたとしてもその全てにアクセスすることが可能になります。
- プライベートIPアドレスに「192.168.10.4」
- WANアドレスとして「www.test.com」
- ループバックアドレス「127.0.0.1」
ループバックアドレス
自分自身を指すIPアドレスです。127.0.0.1になります。当たり前ですがローカルからしか意味をなさないアドレスです。(外部だったら外部のマシンのアドレスになるため)
普通のIPアドレスは物理NICが必要なのですが、ループバックアドレスに関してはその機器が起動していれば使うことができます。(なので、サーバー構築した時などにネットワーク機器のテストはまだネットワーク構築してないのでできないけど、サーバー自体の正常性確認がしたいという場合に使えます。物理インターフェースの監視だとインターフェースのリンクがダウンしたのか、機器がダウンしたのかわかりませんが、ループバック監視なら機器自体がダウンしたと判定できる。)
Erthnetなどの物理インターフェースではなく、ループバックインターフェースという論理インターフェースに紐づいています。
Linuxでは以下コマンドを実行すればループバックインターフェースを確認できます。
1 |
ip a |
ネットワーク構築などの分野では代表IPアドレスとして使われることも多いです。(OSPFやBGPなどでは代表アドレスとしてこれを選定します。)
この記事へのコメントはありません。