構築に必要なもの
EC2の場合
EC2インスタンス
EBSストレージ
EC2にアタッチする外付けハードディスクです。
Elastic IPアドレス
稼働しているインスタンスが一つにつき1つなら料金はかからない。
Route53
Let’sEncrypt
無料のSSL証明書です。
S3の場合
S3バケット
CloudFront
S3でSSL化するときは、CloudFrontを通してACMを通してSSL化します。
ACM
無料のSSL証明書です。ACMを使うとAmazonが証明書を自動アップデートしてくれるので楽です。一般的にサーバー証明書は安価なものでも年間数千円はかかってくるので破格(というか無料)ですね。
Route53
比較
料金面
これはS3の圧勝です。やはりEC2はインスタンスの料金が1時間ごとにかかり非常に高くなります。
t2.microなど一番安い構成でも、1000円以上はかかります。
対してS3は100〜200円程度で済みます。少し動画などもあり容量の大きいコーポレートサイトなどでも月1000円もかからないと思います。(CloudFrontの料金がアクセス数やデータ転送量に応じてかかるのでもし大量アクセスくる場合は注意です。それでもEC2でも転送量により料金がかかってくるのでそんな差はないですが。)
ちなみに、CloudFrontは初年度は200万リクエストと50GBまでの無料枠が準備されているので少し安くなります。
機能面
S3はアプリケーションサーバなどを動かすことはできないので、サーバーサイドプログラムを動かすことができません。あくまで、デフォルトで用意されているWebサーバを使ったHTML/CSS/JavaScriptで動く範囲のWebサイトになります。
EC2であれば、アプリケーションサーバ(Unicornなど)をインストール/設定まで行うのでバックエンド言語を動かすことが可能になります。
稼働率
S3はSLAも99.999999999%を保証しているのでかなり安心です。EC2の場合は稼働率は完全に開発者任せになりますのでこちらもS3の圧勝かと思います。
設定面
EC2でホスティングしたい場合はApacheなりNginxなどのWebサーバーをインストールして自分で設定する必要があります。
対してS3はホスティングをサービスとして公開しており自分で設定する必要がありません。静的ファイルをアップロードして終わりなので設定の楽さなどもS3が圧勝です。
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