プロセッサ
Intel Xeon processor(x86_64 arch)
最初はこれしかなかった。一番早い。
AMD EPYC processor(x86_64 arch)
Intelに比べて少し遅いが、10%安い。そこまで性能が必要ない場合はこちらを選択する。
arm Graviton processor(64bit Arm arch)
Intelに比べて最大45%安い。ただし、OSやCPUアーキテクチャが異なるので注意。
インスタンスタイプの選び方
最新のインスタンスファミリーの方が高性能かつ安価なことが多いです。例えば、R3系よりもR5系の方が24%安価になります。
購入オプションの種類
オンデマンドインスタンス(デフォルト)
初期費用、コミットなしの従量課金制
用途
- 予測不能なプロジェクト
- ピークなど増減するWeb/Appサーバ
- 一時利用のキャンペーンサイト
- 昼にしか使わない開発サーバ
リザーブドインスタンス(オプション)
長期利用(1年 or 3年)に対する割引、事前に買っておく。期限ぎれ防止機能もある。
用途
- 予測可能なプロジェクト
- 常時稼働しているサーバ(DBキャッシュサーバ、最低限のWeb/Appサーバ)
迷ったら
コストエクスプローラの「リザーブドインスタンス推奨事項」を確認する。何(EC2、RDS、ElasticCache、Elastic Search、RedShiftに対応)をリザーブドインスタンスにすれば安くなるかが一目でわかるようになる。
スポットインスタンス(オプション - EC2のみ)
AWS余剰リソースを安価に利用可能、最大9割引で利用可能
用途
- 分散処理のタスクノード、クローラ
- メディアプロセッシング
スポットインスタンスの注意点
余っている余剰リソースを使用することになるのでいつ止まっても良いインスタンスに適用する。
占有オプション
用途
コンプライアンス、他に乱入されたら絶対に困る要件の場合に使用する。
種類
「現役世代インスタンス」と「旧世代インスタンス」があったりするので意識すること。
インスタンスタイプの読み方
c5d.xlarge
c
インスタンスファミリー、5つのカテゴリに分けて分類
- 汎用
- コンピューティング最適化
- ストレージ最適化
- メモリ最適化
- 高速コンピューティング(GPU、FPGA)
5
インスタンス世代、最新のインスタンス世代の方が高性能かつ安価なことが多い
d
追加機能、以下のような例になります。
- d(内臓ストレージ追加)
- n(ネットワーク強化)
- a(AMDのCPUを搭載)
xlarge
インスタンスサイズ、この値によってCPU、メモリ、ネットワークキャパシティ性能が決まる。
t3系
特徴
テスト向き
CPUバースト機能搭載
CPUのパワーを蓄積しておくことがでいます。
t3
CPUがIntel
t3a
CPUがAMD(10%ほど安価)
M系
汎用タイプ
どんな用途にも汎用的に使えるというタイプになります。全てのインスタンスタイプの土台になっているとのことです。
C系
- コンピューティング最適化されている。
- 処理の多いWebサーバー構築に使用する。
- 科学的なモデリングに使用します。
- 機械学習/深層学習の推論
R系
C系に比べたらメモリをやたら積むインスタンスタイプになります。
メモリ最適化
メモリをよく使う処理に向いています。
ハイパフォーマンスのデータベース
ビッグデータ
ビッグデータのリアルタイム処理に向いている。
Hadoopクラスター
P系
高速コンピューティング最適化
GPUが付いている。
最大の特徴
GPU
CPUの補助的なハードウェアです。3Dグラフィックの描画処理に使用されます。
機械学習/深層学習
H系
ストレージ最適化、高性能なディスクスループットを実現することができます。
分散ファイルシステム
Apache Kafkaなどのログ分析
ビッグデータのワークロード用クラスター
メトリクスに応じたサイジング
使用率が高い状態や低い状態で安定している場合
インスタンスタイプの見直しを検討する必要があります。使用率が適切な場合はリザーブドインスタンスの導入も検討すると良いでしょう。
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