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【Ruby on Rails】環境変数に関する知識、direnv

07.18

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この記事は3分で読めます

Railsで環境変数を使う理由

下記のようなGithubに上げたくないような情報などはアプリに組み込まずにOSの環境変数に設定して読み込ませるようにするのが普通です。

  • S3のバケット名
  • AWSのアクセスキー
  • MySQLのパスワード
  • 各種APIのアクセスキー

Railsで環境変数を設定するパターン

direnvにて設定するパターン

開発環境特有の環境変数を設定したい場合に使われます。direnvというツールを使えば該当のプロジェクトにディレクトリ移動した際に自動で設定できます。設定したファイルは.gitignoreに必ず設定するようにしましょう。

Railsで環境変数を利用するパターン

アプリ内で利用するパターン

RubyのENVオブジェクトから取得できます。下記のようにキー名を指定すれば欲しい環境変数を取得できます。

1
ENV['キー名']

docker-composeで利用するパターン

$環境変数名やargsにて利用することができます。基本はこちらを使うことになるでしょう。

Dockerfileで利用するパターン

ロケールやタイムゾーンなど。固定値は埋め込んでしまっても良いでしょう。

ただ、こうした情報はアプリケーションコードやDockerfileに埋め込んでしまうのは非常に危険なので注意しましょう。

  • APIアクセスキー
  • データベースへのアクセス情報

どの環境で起動するかの設定

環境変数「RAILS_ENV」で決まります。

起動

下記のように起動コマンドを実行した場合は、デフォルトで「development」環境が選ばれます。

1
rails s

環境を指定して起動したい場合は下記のように指定します。

1
rails s RAILS_ENV=production

Railsでよく使う環境変数

主にDockerを使って環境構築を行うかと思いますが、その際によく使う環境変数をご紹介いたします。

DBコンテナ

環境変数 説明
MYSQL_ROOT_PASSWORD
MySQLのrootパスワードを設定します。

Webコンテナ

環境変数 説明
BUNDLE_PATH
「BUNDLE_PATH=/app/vendor/bundle」等と指定することでbundle installした際のGemのインストール先をここに設定します。
DEV_HOST
ホスト名を記述します。

S3コンテナ

開発環境ではs3の代わりとなるminioを使うことになると思います。

環境変数 説明
MINIO_ACCESS_KEY
minioのアクセスキー
MINIO_SECRET_KEY
minioのシークレットキー

APサーバのコンテナ

APサーバ(Rails等)ではAWSにアクセスすると思いますので、下記のように設定します。

環境変数 説明
AWS_ACCESS_KEY_ID
AWSのアクセスキー
AWS_SECRET_ACCESS_KEY
AWSのシークレットキー

他の手法

AWSを使っているのであれば今は以下の方法もあります。

Secrets Managerを使う。

ECSタスク内にマッピングできます。

SSMパラメータストアを使う。

なお、こちらを扱う場合はプレーンテキストを扱うstring定義と、暗号化されたパラメータを扱うsecure string定義がある。機密情報を扱う場合は「secure string定義」を使うと良い。

direnvとは?

ディレクトリごとに環境変数を設定することができるツールです。

メリット

  • 開発しているアプリごとに環境変数を変えたい場合に重宝する。
  • セキュリティ上、GitHubに残したくないがサーバーからユーザーに提供したい情報を環境変数として扱う。

ユースケース一覧

  • AWSの環境変数を使いたい場合(AWS_PROFILE、AWS_DEFAULT_PROFILE)
  • APIの秘密鍵

埋め込みたい環境変数を設定

1
direnv edit .

下記コマンドを実行すると「.envrc」というファイルが生成されます。この中に下記のように環境変数を埋め込んできます。

1
2
export 環境変数名1=変数内容1
export 環境変数名2=変数内容2

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  • 2020 07.18
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エンジニア歴10年で過去に業務系、Webデザイン、インフラ系なども経験あります。現在はWeb系でフロントエンド開発中心です。

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