基本的なデータ型
boolean
真偽値(true/false)を扱います。
number
数値(整数、浮動小数点)を扱います。
string
文字列を扱います。
any
まだデータ型が確定していない場合や得体のしれない物の場合に暫定的に決めるデータ型です。古いJavaScriptコードをリプレイする場合とかでも使ったりします。本来であればエラーが出るようなデータを格納してもエラーが発生しないので、基本的には使いません。ただ、開発時にどうしても使わなければならないという場合とかも発生する可能性もあるのでその場合は使います。
宣言
データ型を変数名の後に付けます。もしデータ型を省略した場合は型推論により自動で決まります。また、データ型も代入する値も省略した場合やJSONを変数の中に代入した場合はany型になります。
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//変数宣言 let 変数名: データ型 = 値; //string let str:string = '文字列'; //number let num:number = 3; //boolean let flg:boolean = true; //anyになる。 let test; //定数宣言 const 定数名: データ型 = 値; か |
型推論
以下は、特に型は宣言していないですが、型推論でboolean型が選ばれています。
基本的に冗長になってしまうので、型推論が効く場合は使った方が良いという考え方をする人もいます。
配列
配列は以下の2択です。
- 配列リテラル([])
- Array<データ型>を使う。
string配列
こちらの方が推奨されています。
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let array: string[] = ['a','b','c'] |
Array<データ型>
あまり推奨されていない記述方法になります。
1 |
let array: Array<string> = ['a','b','c'] |
配列リテラルとArray<データ型>は違いはあるか?
挙動的な違いは全くないです。「コード上の意味」や「コンパイラのチェック内容」どちらも全く同じ挙動になります。
ただ、可読性は配列リテラルを使った書き方の方が読みやすいので良く使われます。
データ型が混在する配列
配列の中のデータ型を複数混在させる場合は下記のように記述することが可能です。(共用型という文法も合わせて使われています。)
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let array: (number | string)[] = [1,2,'str']; |
any配列
1 |
let array = [] |
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