受注管理、売上管理とは?
顧客から注文を受けてその注文品を出荷して売上と計上をするまでに行う一連の業務のことです。注文を受けてから出荷や売上計上するまでにラグがある信用取引を実施している企業に必要な業務となります。(現金取引の現物での受け渡ししか行っていない企業では発生しません。)
受注管理、売上管理の流れ
- 受注入力画面から受注登録をする。
- 売上計上処理をする。(売上データを作成する。)
- 商品を出荷する。出荷データを作成する。
- 納品書を発行する。
- 売上、出荷後に不要になった受注データを消し込む。
- 出荷忘れがないように日々受注残を確認する。
売上計上
2の売上計上のタイミングは「商品の引き渡しが完了して売上代金受け取りが確実になった時点」になります。これを引渡基準または販売基準と呼びます。引渡し基準はさらに以下の2つに分かれます。
出荷基準
出荷した時点、この基準の場合は売上:出荷が1:1になります。
検収基準
領収書等の検収をもらった時点
概念データモデル
エンティティタイプ | 説明 |
---|---|
受注 | 受注明細書があるとしたらヘッダ情報(受注番号や受注年月等)のことです。 |
受注明細 | 受注明細書があるとしたら明細部(製品コードや製品名等)のことです。 |
売上 | 受注:売上は1:1になっていることもあるが、受注した商品を何回かに分けて出荷する場合は受注:売上が1:多になる場合もある。 |
売上明細 |
売上取消処理(赤黒処理)
売上入力後の訂正や取り消しはそれが単純ミスの場合であったとしても記録しておきます。売り上げの訂正は「赤伝」、売上の取消を「黒伝」と呼びます。
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