概念データモデルと関係スキーマを作成するための知識
データベース設計と実装の前段階でRDBMSに依存しない論理設計の部分になります。午後Iで1問、午後IIで1問が出題されることになります。いくつかの問題パターンがあります。
パターン1:「概念データモデル」と「関係スキーマ」が途中まで作成されていてそれを完成させるパターン
「概念データモデル」と「関係スキーマ」が途中まで作成されていてそれを完成させるパターン、線の引っ張りかたとしては3種類ある。
- スーパータイプとサブタイプの関係を示す線を引っ張る。
- 1:多の関係を示す線を引っ張る。
- 1:1の関係を示す線を引っ張る。
スーパータイプとサブタイプの関係を示す線を引っ張る。
問題文中に以下の表現が出てきたら要注意
「エンティティA」には「エンティティB」と「エンティティC」がある。
エンティティAがスーパータイプになり、エンティティBとエンティティCはサブタイプになります。
「エンティティA」には「エンティティB」と「エンティティC」が含まれる。
エンティティAがスーパータイプになり、エンティティBとエンティティCはサブタイプになります。
「〜区分」という表現が出てきた場合
区分によっては単数エンティティをのオンオフを切り替えることもあれば、複数エンティティを切り替える場合もあります。
1:多の関係を示す線を引っ張る。
問題文中に以下の表現が出てきたら要注意
「エンティティA」に対して「エンティティB」を設定する。
「A:B」=「多:1」か「A:B」=「多:多」の関係になります。この判断は非常に難しいですが、「多:多」の場合は問題文中に中間テーブルを刺すようなキーワードが出てきたりします。また、業務知識をつけて一般常識的に判断するか、関係スキーマを見て判断するという手もあります。それでもわからなければ問題文では「1:多」と「1:1」のバランスを加味して出題されるはずなので適宜判断すると良いでしょう。
1:1の関係を示す線を引っ張る。
問題文中に以下の表現が出てきたら要注意
「エンティティA」は「エンティティB」を一つ決めて設定する。
A:B=1:1の関係になります。
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